英語のスピーキング勉強法の秘訣って何？【効果を実感した方法まとめ】

2020-10-152020-12-18

「こんなに勉強しているのに、全然英語を話せるようにならない・・」

「もっと英語を流ちょうに話せるようになりたい」

このような悩みを持っていませんか？

日本人にとって、英語学習の中でもっとも難しいと言われているのが、スピーキング。それでは、なぜスピーキングはこんなに難しいのだろうか？

筆者もリスニングやリーディングの効果を実感する一方で、英語がなかなか話せるようにならないという悩みをずっと抱えていた。そこで、色々試行錯誤し、勉強方法やそのバランスを変えてから、英語力が伸びるのを実感しやすくなった。

今回は筆者が効果を実感した学習法を記事にまとめてみた。

日本人が英語のスピーキングに苦戦する原因：4つ

日本人が英語のスピーキングの学習で苦戦しがちな理由は、日本特有の環境や教育制度も影響している。英語学習を始めて気が付いたが、これが結構根深い…。

■スピーキング以外の能力を重視した教育

■日本語にはない発音

■圧倒的に足りない英語を「話す」チャンス

■間違えるのが恥ずかしい・完璧主義を求める環境

スピーキング以外の能力を重視した教育

日本の英語教育は基本的にリーディングやリスニング、文法を集中的に勉強する。試験問題に「スピーキング」があることはほとんどない。その結果、スピーキングの勉強の教育カリキュラムもなく、どのように進めればよいのか？何から始めれば良いのかが分からないままになってしまう。

日本語にはない発音

英語は母音と子音で成り立っており、日本語にはない母音(a/i/u/e/o以外)や、日本語に存在しない子音(thやvなど)がたくさんある。これらをどのように発音するのか、日本語に存在する発音との違いというのを知る機会はほとんどない。

圧倒的に足りない英語を「話す」チャンス

スピーキングにおいて、一番重要なのが自分が持っている知識を話す(アウトプットする)ことに慣れることだ。そのためには、話す機会が必要だけれど、普段日本で生活している状況では、そのようなチャンスに巡り合うのは難しい。

そのため、英語学習を続けている人や上級者でも、英語のスピーキングが一番苦手だという人が多い。

間違えるのが恥ずかしい・完璧主義を求める環境

たとえ、十分な英単語・文法の知識が十分にあり、英語の発音の方法も知っていて、英語を話す機会がたくさんある人でも「間違ってしまったら、恥ずかしい」、「完璧な英語を話さないと」という感情から英語を話さない人も少なくない。

英語を話さなければ、英語に慣れることは出来ない。でも、間違いを恐れて話さないままでいると、悪循環になってしまうのだ。

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スピーキングの勉強に必要な英語基礎力：4つ

外国語のスピーキングはそれだけの勉強では、伸び悩んでしまう。効率的に学びたいときに少なくとも基礎的な知識が必要な分野があるので紹介する。

英文法

難しい小説にしか出てこないような、難しい英文法は後回しにしても良いが、基礎的な英文法(中学レベル)は一度おさらいすることをお勧めする。

というのも、基本の英文法を知らないと、その分自分の伝えられる範囲が狭くなってしまうからだ。

極端な例だけれど、英語の疑問形を知らなければ、相手に質問をすることが難しい。このように、自分の意思を伝えるときの基盤・骨組みになるのが文法なのだ。

英単語

慌ててTOEIC800点以上のための英単語や、英検1級レベルの英語を覚える必要はない。けれど、ある程度の英単語を知らないと話す側でも聞く側でも会話が進められない。

こちらもまずは中学英語レベルの英単語を身に付けておくのがスムーズだと思われる。

会話で使える英単語の効率的な覚え方のコツ【秘訣は○○】

発音・発音記号

ここは無視して良いという英語学習者もいるけれど、スムーズに会話したい場合は一度学習することを推奨する。「英語が相手に通じない」という自分のストレスを軽減するためにも、ここは避けない方が良い。

また、自分で正確に発音できる音は、リスニングもしやすくなる。そのため、英語を「聞く」上でも発音は並行して勉強するのがオススメ。

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間違えながら覚えるという覚悟

すべてを最初から完璧に話すというのは不可能だという認識を持つことも大切だ。

ネイティブスピーカーも間違えながら英語を話せるようになったのだ。そして、「間違える」という経験は記憶にも残りやすい。そう考えて、たくさん間違った方が絶対に上達は早いと気持ちを切り替えて、勉強するほうが効率的だ。

絶対NGなスピーキング学習方法：3つ

英語の中でも特にスピーキングの学習方法はバランスが重視される。そこで、絶対に避けたが良い学習方法をここに挙げている。

英語のインプットだけを行う

「スピーキング＝話す」なのに、その真逆のインプットのみの学習での習得は非常に矛盾している。聞いていただけで英語が話せるようになるのは都市伝説だ。野球が上手になりたいのに、サッカーの練習をしていると同じくらいかけ離れている。

もちろんリスニングやそのほかの知識のインプットは重要だけれど、スピーキングの学習ではインプットのみに偏ってしまうと、その知識の活用方法を習得できない本末転倒な結果になってしまう。

英語特有の発音を無視する

先ほども述べているが、英語には英語特有の発音がある。この特有の発音学習することで、会話をスムーズに理解してもらいやすくなる。

英語の発音を無視してしまうと、せっかく他の英語スキルや仕事の専門知識が素晴らしくても、それが相手に通じにくくなる。一生懸命に勉強したのに非常にもったいない結果になる。

科学的に効果的なインプットとアウトプットのバランスは３：７(インプット：アウトプット)だ。これらのバランスに偏りがあると、スピーキングの学習効率は下がってしまう。

日本語でも難しいトピックスに挑戦する

日常の挨拶もまだ慣れないうちに、政治や戦争、金融関係、医療関係の話を題材にスピーキングの練習をするのはオススメしない。これらは英単語・フレーズの専門性が高く、その量も多い。

また、これら以外であっても、自分が日本語で話すのが難しいトピックスは、挫折しやすい。トピックス自体が苦手なはずなのに、「英語が苦手」だと勘違いしやすく、慣れるまでは避けるのが良いと思う。

【絶対NG!】英語学習に失敗する人の特徴とは？

英語スピーキング向け：効果を実感した6つの勉強方法

スピーキングの学習方法について、まとめている。それぞれ特徴があるので、以下の観点でオススメ度を評価している。

1. 一人でできるのか？
2. どこでもできるのか？場所は選ばないか？
3. 続けやすいか？
4. 手軽に始められるか？(教材探しや、お金などが必要か)

(あまりオススメではない：★☆☆　まあまあオススメ：★★☆　オススメ：★★★)

独り言

一人でできる：★★★　どこでもできる：★★☆　継続しやすさ：★★★　手軽さ：★★★

独り言は道具なしでも、場所も選ばずに英語スピーキングの勉強方法。自分の頭に浮かんだことを口に出して英語で話す。

独り言で一番悩むのは「何を話すのか」だが、参考までにトピックス例を挙げている。

早口言葉の練習

一人でできる：★★★　どこでもできる：★★☆　継続しやすさ：★★☆　手軽さ：★★★

早口言葉(tongue twister)は下記の例のように、英語の発音の中でも特に言いにくいものを混ぜ合わせた文章になっている。最初はゆっくり丁寧に口の形や舌の位置を意識しながら練習するのがオススメ。

例：She sells seashells by the seashore.

そして、慣れてきたら徐々に早く繰り返すことで、自分の苦手な発音も克服できる！

ネイティブスピーカーの子供向けサイト(音声あり)

ネイティブスピーカー向けのサイトだが、イラスト付きでアルファベット別に分かれており、分かりやすいサイト。音声もあるので、マネしながら訓練ができる。

ネイティブスピーカーの子供向け英語の早口言葉まとめサイト(英語)

YouTubeで早口言葉

こちらのバイリンガルのYouTuberさんが様々な早口言葉を紹介している動画。自分の苦手な発音の部分は繰り返し確認して、徹底的にマネしてみよう！

シャドーイング(シャドウイング)

一人でできる：★★★　どこでもできる：★☆☆　継続しやすさ：★★☆　手軽さ：★☆☆

シャドーイング(shadowing)とは聞こえてきた英文の少し後(約0.5～1秒後目安)を追いかけるように声に出す英語のトレーニング。

通訳のトレーニングにも用いられていて、英語のアクセントやイントネーションの習得に効果的。また、スピーキングだけではなく、リスニングのトレーニングとしても有名だ。

音読

一人でできる：★★★　どこでもできる：★☆☆　継続しやすさ：★★☆　手軽さ：★★☆

音読とは声に出して英文を読むトレーニング。一つの文章を繰り返し声に出して読むことで以下のような効果が期待される。

• 発音が明確でない単語が明らかになる
• 読むスピードが上がるほど、耳でキャッチできるスピードも上がる
• 単語単位ではなく、英語の文章を声に出すことに慣れる
• 英文法の会話の際の運用を定着させる

瞬間英訳・瞬間英作文

一人でできる：★★★　どこでもできる：★★☆　継続しやすさ：★★☆　手軽さ：★★☆

日本語の文章を即座に英訳して、口に出すトレーニングが瞬間英作文。会話をするときに英語が口から流暢に出てくるように練習したい人にオススメ。

オンライン英会話

一人でできる：★☆☆　どこでもできる：★☆☆　継続しやすさ：★★★　手軽さ：★★☆

英会話学習の定番中の定番がオンライン英会話だ。今は目的別・期間別・レベル別で様々なサービスが提供されている。コストを抑えながら、独学での英語学習に合わせて、実践的に練習する場としては非常にオススメだ。

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英語スピーキング学習にオススメな教材

実は英語のスピーキングは一人でも学習ができる。

最近ではスピーキングに特化した英語学習教材も沢山ある。その中でも一人で学習するときにオススメの書籍・アプリはこちらだ。

本・書籍

スピーキングは相手がいなくても練習ができる。独学で練習用に使われている人気の本を紹介する。

特に、この瞬間英作文は筆者が一番初めに英語を「会話で使う」というトレーニングで一番お世話になった本だ。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

何事も上達を目指すうえで、基本は避けられない。そのため、スピーキングの基礎力トレーニングの用に私は現在でもこのトレーニング本を活用している。

英語のスピーキング学習者にもっとも有名なシリーズの一つ。この瞬間英作文のトレーニングを続けることで、瞬発的に英語が口から出て、会話がしやすくなりました！

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

音読・リスニング・リピーティング・シャドーイングをパッケージにしたトレーニング本。

初心者～初中級者が英文を口から出すのに慣れることはもちろん、同時にリスニングのトレーニングにも効果的！

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]

海外ドラマ好きの人向けの英語スピーキングの学習本。
難しく考えず、英語のスピーキング学習は進めたい人やとモチベーションを上げたいときにオススメ！

スピーキングにオススメなアプリ

空き時間や休み時間を有効に使いたい人にオススメなのがアプリだ。

トーキングマラソン

パッと英語が出てくる瞬発力を磨くスマホ自主トレーニングアプリ【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し！

スタディサプリ(新日常英会話コース)

スタディサプリENGLISH（新日常英会話コース）

外国人と英語を話すチャンスを作る方法：4つ

せっかく英語のスピーキングを練習しているなら、外国人と実際に話したくなると思う。そこで、実際に話すチャンスを見つけるにはどのような方法があるのかをこちらで紹介する。

英会話カフェ・国際交流パーティ

英会話カフェとは教材なしで純粋に外国人と英語を話すことが楽しめる場を提供しているカフェだ。英会話教室などとは違い、スポーツや音楽、恋バナ、ファッションなど普段友達と楽しむ内容で話せるのだ。

英会話カフェの中でも店舗数も多く、通い放題。そして、国際交流イベントも多く、日本で留学気分を味わえるのがLanCulだ。

初心者でも怖くない！英会話カフェと言えばLanCulの評判とは？

気になるあなたはタダで英会話カフェ体験ができるコチラから↓↓

外国人の集まるバー

都内であれば、以下のエリアにあるバーやパブに外国人が多い。

• 渋谷
• 六本木
• 恵比寿

また、都内の色々な場所にあるHUBや、スポーツバーなども多くの外国人が集まっており、時折フレンドリーに話しかけられたり、(特に女性であれば)外国人男性がお酒をおごってくれたりすることもある。

イベントやコミュニティに参加する

meetup(ミートアップ)は自分のいる地域の近くで企画された様々なイベントやコミュニティを検索できるサイト。特に国際交流イベントや外国人と交流を持ちたい人向けの企画も多く人気がある。

また、イベントの種類も多様。スポーツ、バーでスポーツ鑑賞、飲み会、バー巡り、旅行、映画、アートなど趣味の合う外国人の友達と出会うチャンスもきっと見つかる！

シェアハウス

最近、出会いの場として認知度も上がってきているのがシェアハウス。通常の賃貸よりコストも掛からず、出会いも多いことから人気も上がってきている。

マツコ会議でも紹介された【オークハウス】 では、海外から来たハウスメイトと友達に出会い、友達・恋人になることも少なくないそう。また、格安・無料で英語レッスンを受けられることもある。

「マツコ会議」で紹介された日本最大手のシェアハウス:オークハウス

効果があったスピーキング英語勉強法：まとめ

日本の教育カリキュラムの影響で英語のスピーキングが苦手な人は多い。英語のスピーキングには基礎力が重要。そして、偏った内容だけではなく、バランス良く勉強することもとても大切だ。

そして、英語のスピーキング力を試すチャンスを作ることのも、モチベーションを保つ上でぜひ取り入れてみてほしい。