英語の勉強方法がわからないあなた向けの解決策【大暴露】
英語勉強を始める前の筆者の英語力
私の英語学習前は義務教育→高校(理系)→大学(理系)という学歴です。そのため、文系専攻の人よりも英語学習時間が少ないけど、大学受験のために高校では英語の勉強をしていたという感じです。大学入学直後にTOEICを受けたとき、400点前後だったと思います。数年後はそれより低くなっていたのではないかと思います・・・。
そのあとにいざ英会話に挑戦すると、“brother"や”milk”などの基本的な単語の発音が通じなかったです。ショックだったし、どう直せばよいのかも分からなかったので、今でも覚えてます。文法や単語も引き出しが少なすぎて言葉が出ない。話すのがそのレベルなので、リスニングも相手が言ってる内容もジェスチャーで推測するのが限界でした。
さて、筆者もそんな中よく分からず、いろんな勉強方法に手を出し、反省したり、発見したりしてきました。だから、英語の勉強方法が分からなくて迷っているみなさんの気持ち痛いほどよく分かります・・・!
英語勉強法が分からないときの進め方
道しるべもなく0から英語の学習はかなり厳しい。
英語の学習を始める時にはまず、基礎固めと自分の現在地の把握をすることで、学習をスムーズに進めることが出来るようになる。
STEP1. 自分の今のレベル・英語学習の目的をハッキリする
STEP2. 基礎英語(中学レベル)を身に付ける
STEP3. 正確な発音を習得する
STEP4. 英語のアウトプットの練習
STEP1. 自分のレベルと目的を明確にする
あなたは、英語を身に付けたら何をしたいですか??
英語学習で一番大切なポイント。目的を明確にして、自分の今の立ち位置を確認すること。英語の勉強方法が分からない人は意外に目的があいまいなことも少なくない。
例えば、仕事で英語を使いたいのであれば、ビジネス英語に集中する必要がある。そして、まず何を必要なのかを振り返る。面接であれば、リスニングとスピーキングが優先度が高い。メールや文書作成であればリーディングとリスニングが優先だ。
もしくは、海外旅行を楽しみたい人や外国人の友達・恋人がほしい人は、日常で使われる英語のリスニング・スピーキングがメイン。海外旅行であれば、旅行でよく使うフレーズに集中した方が効率的だ。外国人と仲良くなりたいのであれば、SNSの特有の表現も勉強するのが良い。
そして、同時に今の自分がどのくらいのレベルなのかを知らないと、自分の実力を上げるのに適切な勉強法は見つからない。
自分に合った勉強方法を見つけるために英語を身に付けたい目的をハッキリさせることと、自分の今のレベルを知ることは最重要項目です!
STEP2. 基礎英語(中学レベル)を徹底的に習得
基礎知識がないと英語の勉強を真面目続けていても遠回りになってしまう。最終ゴールがそれぞれ異なっていても、基礎的な英語の知識は共通だ。そのため、中学レベルの単語、文法は早めに身に付けておいた方が後々楽に知識を広げられるからオススメだ。
基礎が身に付いていると、「全然分からない⇒ざっくり分かる」までの学習期間が短くなる!
STEP3. アルファベット発音を身に付ける
発音は日本の教育では軽視されている内容の一つ。筆者も一番苦労したし、今でも苦労している。日本語にない母音・子音の発音や子音のみの発音は早いうちに対策した方が楽だ。(後回しにすると変なクセが抜けにくくなる・・)
もちろんフォニックスで学ぶのもありだ。フォニックスになじみがない場合、アルファベットの正しい発音で基礎発音はマスターできる。
発音を学習するときには、口の開け方、下の位置と使い方、声の出し方を意識すると日本語との違いに気が付きやすい。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
Wikipedia
STEP4. 練習して英語のアウトプットに慣れる
最後に大切なのが自分の知識をアウトプットする練習だ。英語の基礎知識も豊富で、発音も知っているけれど、自分を表現できなければせっかく学んだ知識も活かせない。書くアウトプット、話すアウトプットの2種類があるが、自分の伝えたいことを表現する練習は英語を使えるようになるという点でとても大切だ。
絶対NGな英語勉強方法3つ
インターネットで検索すると様々な英語の学習法が見つかる。その中でも筆者も失敗した経験上、絶対NGな英語勉強法が3つある。
✔️その英語の勉強法はあなたのレベルに合っていますか?
✔️英語勉強法のバランスは偏っていないですか?
✔️いろんな勉強法が気になって、学習方法が頻繁に変わってないですか?
レベルが合わない勉強法に手を出す
レベルが高すぎる勉強法だと調べることが多くなり、その分英語に習得するチャンスが減ってしまう。例えば、初心者が英字新聞を読む勉強を行うと以下のような調べ物の回数&時間が増えてしまう。知らない単語を調べて覚えるのは大切だけれど、調べるだけで時間を使うと肝心な英語を勉強する部分の時間が減ってしまう。
例:レベルが高すぎる勉強法を実施した場合
- 記事中の知らない単語の意味を50個を調べる
- 知らない文法構文・フレーズを10個調べる
- 前に覚えてなかった(あまり使われない)単語を30個再び調べる
- 知らないフレーズが文法構文なのか、熟語なのか、ことわざなのか分からず調べる
勉強内容のバランスが悪い
1)英語の勉強のために3年間、毎日2時間同じ洋楽を聞いてただけの人
2)3年間、週に3回以上英会話レッスン1時間を受けて、他の日は30分動画で英語のリスニングと英単語の学習を実施した人
どちらが英語力が伸びそうだろうか?
恐らくほとんどの人が2)を選ぶと思う。(1を選んだ人はこの記事はあまり役に立たないかもです。) 1)の勉強法の弱点は以下のようなものだ。
■英語のインプットに偏りすぎて、英語で伝える練習(アウトプット)が0
■インプットも1種類の洋楽だけで特定の単語・フレーズにしか出会えない
■聞いているだけなので、知らない単語・文法の使い方は勉強してない
このように偏りがある学習だと色々と足りない部分があり、時間をかけても非効率的という結果になることも少なくない。
色々な勉強法に手を出しまくる
1)英語の勉強のためにTOEICの模試を1回分して、次に英単語帳Aを20ページ勉強して、次に英単語帳Bを10ページ勉強して、次に英単語帳Cを20ページ勉強して、1か月洋画を3本見て、オンライン英会話を週1回を3か月実施した人
2)週に3回以上英会話レッスン1時間を受けて、他の日はTOEICの模試とその復習、英単語帳1冊の学習・復習に絞って継続した人
どちらが英語力が伸びそうだろうか?これは多くの人が2)を選ぶだろう。1)の勉強法の弱点は以下のようなものだ。
■復習を全くしていない
■継続している学習法がなく、新たな学習法に慣れるのに時間を要する
■一つの学習法に掛ける時間が少なく、効果を実感するのには不十分
英語の勉強方法リスト17選
筆者や筆者の堪能な友人が実施したことのある英語勉強法のリストがこちら。まだまだあるはずなので、思い出したら随時追加する。この中で試したことない学習法や気になる学習法があれば、ぜひ参考にしてほしい。
- アプリを活用する
- 英語で独り言
- 洋楽を活用する
- 英会話カフェを活用する
- 海外ドラマや洋画を使う
- 無料動画を活用する
- 音読
- シャドーイング
- ディクテーション
- 単語帳の活用
- オンライン英会話
- 英会話スクール
- Meetupでイベントに参加
- TOEIC向けの勉強
- SNSの活用
- フレーズの暗記
- シェアハウスで外国人と仲良くなる
それぞれの学習方法について、3段階で4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)のオススメ度を示している。自分の伸ばしたい分野や、苦手分野に対する勉強法を選ぶ参考にしてほしい。
あまり効果はない:★☆☆ まあまあオススメ:★★☆ オススメ:★★★
アプリで英語勉強
リーディング:★★★ リスニング:★★★
スピーキング:★☆☆ ライティング:★☆☆ 忙しい人向け:★★★
スキマ時間にリスニングや単語・フレーズを勉強するのに最適なのがアプリだ。クイズを進めながら英語の理解度をチェックするなど様々な機能がある。アプリは毎日忙しく、スキマ時間を効率的に活用して英語学習を行いたい人にオススメの勉強法だ。
スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)
英語で独り言
リーディング:★☆☆ リスニング:★☆☆
スピーキング:★★★ ライティング:★★☆
自分の考えていることや目に入ったものなどを一人で英語で口に出して練習するトレーニング。人と話すのは緊張してしまう人や空いている時間を有効に活用したい人、お金を掛けたくない人にオススメな練習法だ。
今日あった出来事や、料理を作りながらレシピを口に出しながらなどトピックが無限大な点も独り言で英語トレーニングをするメリットだ。
洋楽で英語の勉強をする
リーディング:★☆☆ リスニング:★★☆
スピーキング:★★☆ ライティング:★☆☆
好きな洋楽の歌詞と意味を確認して、その曲を聴く。そして、耳に馴染んできたら、一緒に口に出して歌ってみる。ディクテーションをする。洋楽を活用して色々な勉強ができる。
そして、洋楽を活用するもう一つの利点は楽しみながら勉強できるという点だ。
英会話カフェで外国人と話す
リーディング:★☆☆ リスニング:★★☆
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆ 楽しみたい!:★★★
バーで外国人に話しかけるのは緊張する人や、マッチングアプリで会うのも抵抗がある。けれど、外国人と話すチャンスが欲しい人には英会話カフェがオススメだ。そして、英会話スクールではないので、テキストもカリキュラムもない。自由で自然な会話を英語で話す練習ができる。
海外ドラマや洋画で英語を学ぶ
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★☆ ライティング:★☆☆
海外ドラマや洋画は英語のネイティブスピーカーの自然な会話を聞くことができる。そして、DVDやNetflixやAmazon Primeのような動画サービスであれば、繰り返し見ることもできる。
海外ドラマや洋画を通して、使えるフレーズをメモして持ち歩いて覚えている人も多い。(筆者も実施している♪)また、シャドーイングや、ディクテーションなどのリスニングの勉強を行うこともできる。
また、映画やドラマであれば、映像付きだから、イメージで英単語やフレーズを覚えやすくなるのもメリットだ。
動画で英語学習
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★☆ ライティング:★☆☆
YouTubeやTEDなどの動画を英語学習に活用する人も多い。海外ドラマのようにシャドーイング、ディクテーションをすることもできる。
そして、ネット上には「英語の発音方法」などの口の開け方・舌の位置などの指導している動画がある。「海外の文化」を英語で紹介する動画、「レシピ」を英語で紹介する動画もあり、生活に密着した情報を英語で勉強することもできる。
音読
リーディング:★★★ リスニング:★★☆
スピーキング:★★☆ ライティング:★★☆
音読は文字通り英語の文章をイメージしながら声に出して読むトレーニングだ。この「イメージしながら読む」というのがコツ。読んで理解する速さを上げるための訓練ができる。
また、黙読するよりも自分の知らない単語や文法、発音が分からない単語などがハッキリ分かりやすくなるのも音読のメリットだ。
シャドーイング(シャドウイング)
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆
シャドーイング(shadowing)とは聞こえてきた英文の少し後(約0.5~1秒後目安)を追いかけるように声に出す英語のトレーニング。この方法は通訳のトレーニングにも用いられている。
- 8-9割ほど内容を理解できる英語の音声を準備する
- 音声を聞き、不明部分はスクリプトを確認する
- スクリプトを声に出して読む
- 音声を聞き、その少し後を聞こえたとおりに発音する(シャドーイング)
ぶっつけ本番でシャドーイングをすると、理解が曖昧なまま発音する部分が出てしまい、効果が薄れてしまうので、1~3の内容理解のステップは行うのが絶対オススメ!
英語のイントネーション、発音の練習、リスニングの練習どちらにも効果的なトレーニング!
ディクテーション
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★☆☆ ライティング:★★☆
ディクテーションは、読み上げられる英語の音声を書き取るトレーニング。この書き取りを行うことで、自分が苦手な発音や聞き取りにくい単語がはっきりしてくる。
書き取ることで、自分が聞こえなかった音や弱点を明確化する上で効果的な方法。少し丁寧なリスニング学習方法の一つだ。
単語帳で英単語を覚える
リーディング:★★★ リスニング:★★☆
スピーキング:★★☆ ライティング:★★★
単語帳にはTOEIC○○点向け、重要単語○○選、高校入試レベルなど様々なものがある。自分のレベルや目的に合った単語帳を選ぶのが1つめの重要ポイント。そして、知らない単語を記録し、繰り返し思い出すことで記憶に定着させるのが2つ目の重要ポイント。
オンライン英会話
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆
オンライン英会話はオンライン上で英語のレッスンを受けられるサービス。PCやスマホで受講が可能で、移動の必要がない。そして、英会話教室よりも値段が高くないサービスがほとんどだ。そのため、忙しい社会人にも人気のある英語学習方法だ。
初心者向け、ビジネス英語特化型、ネイティブスピーカー講師の選択が可能、TOEICの学習もできるなど様々な種類のオンライン英会話がある。自分のレベルや目的に合わせて選べるのもオンライン英会話の特徴だ。
英会話スクール(英会話教室)
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆
英会話スクールは講師と対面でテキストやカリキュラムに沿った形で英語のスピーキングを学べる。2〜10名程度の少人数グループレッスンとマンツーマン形式のものがある。シチュエーションに合わせての会話練習やフレーズの練習など話すことに特化して、練習ができるのが特徴。また、対面で話ができるので、実際に英語を話すことに慣れるのにも最適だ。
ミートアップ(Meetup)で外国人と話す
リーディング:★☆☆ リスニング:★★☆
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆ 友達を増やしたい!!:★★★
meetup(ミートアップ)は自分のいる地域の近くで企画された様々なイベントやコミュニティを検索できるサイト。特に国際交流イベントや外国人と交流を持ちたい人向けの企画も多く人気がある。
趣味嗜好が合う人が集まるコミュニティや、バー巡り、映画を見る、スポーツ観戦などのアクティビティ、恋人・友達探しの集まりもある。ぜひ実際に外国人と話したいけど、お金を掛けるのがイヤな人は検索してみるのもオススメ!
TOEICのスコア上げの勉強をする
リーディング:★★★ リスニング:★★★
スピーキング:★☆☆ ライティング:★☆☆
転職や昇進を目指している人は、まずTOIECの勉強から始めるのもオススメだ。メインがリーディングとリスニングになってしまうが、仕事で使われる英語の基礎を固めることができる。
また、TOEICは英検と並んで日本でもっとも有名な英語関連の試験だ。そのため、教材や勉強用のオンラインサービスも山ほどあるのも特徴だ。
SNSを活用する
リーディング:★★☆ リスニング:★☆☆
スピーキング:★☆☆ ライティング:★★☆ モチベーションアップ:★★★
SNSを活用して、知識を増やすことも学習することも、学習の記録を行うこともできる。SNSの使い方は様々あるが一例として、以下のようなものがある。
●好きな海外セレブをフォローする
●外国人とSNS上でコミュニケーションを取る
●自分の学習記録を残してモチベーションを保つ
●英語学習している人と友達になり、情報交換する
●英語に関する投稿をフォローして勉強する
重要フレーズを暗記する
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆
すべてのフレーズを丸暗記するのは良い方法ではない。けれど、使われる頻度の高いフレーズは丸暗記することで、会話がスムーズになる効果がある。例を挙げると、以下のようなものはスラスラ使えると、該当シチュエーションのときに楽になる。
●海外旅行の空港でのやり取りのフレーズ
●カフェ、レストランでのやり取りのフレーズ
●ホテルのチェックイン・チェックアウト、サービスを確認するフレーズ
●面接のときの始まりと最後の挨拶
シェアハウスで外国人と友達になる
リーディング:★☆☆ リスニング:★★★
スピーキング:★★★ ライティング:★☆☆
出会いの場として認知度も上がっているシェアハウス。通常の賃貸よりコストも掛からないし、友達が欲しい外国人も多い。
特に日本最大手のシェアハウスである、【オークハウス】 はその信頼感と安心感から、さらにたくさんの人に利用されている。引っ越しを検討中で外国人の友達を探している人はオススメ!
シェアハウスに住んでいる外国人が無料(もしくはお得な金額)で英語レッスンを行っていることもあるので、ぜひ一緒に確認してみると良いだろう。
「マツコ会議」で紹介された日本最大手のシェアハウス:オークハウス
英語の勉強方法がわからない人の解決策:まとめ
英語学習では基礎を固めることや目的をハッキリさせること、自分のレベルを把握することが重要だ。そして、その状況に合わせて様々な勉強法の中で気になるものや自分に合った勉強を行うのがベストだ。
勉強方法も色々あるが、教材・どのような勉強法を組み合わせるのかは、自分次第。そして、勉強法も随時アップデートの必要がある。
ぜひこの記事を参考に、自分にピッタリの続けやすい勉強法を見つけていただければと思う。